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中小企業診断士試験に合格しました
豊田秀一コラム

2022.03.07

昨年は弁護士10年目の節目の年であったので,次の10年を弁護士としてどのように過ごしていくかを考える時間をとりました。

これまでの常識が次々と通用しなくなる昨今の環境変化に直面して,弁護士として,また一個人事業主として,環境変化に即応するためにはどのように行動が求められるのかを模索する中で,経営学に興味を持ちました。思い立ったが吉日で,弁護士業務に経営的視点を取り入れることができないかと考えた結果,中小企業診断士試験の受験を思い立ちました。

 

中小企業診断士は,国家資格であり,中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家とされています。また,その業務は,経営の診断及び経営に関する助言とされています。

 

既に発生した問題にどのように対処するかはもちろん重要ですが,問題の発生を未然に防止する予防法務は,それと同等又はそれ以上に重要な分野と考えています。

今後は,経営的視点も加味した中小企業の将来を考える中で,予想される法的問題を未然に防止するというニーズに対応していきたいと考えています。

 

中小企業診断士に登録するためには,試験合格後,実務補修という研修を受ける必要があります。中小企業診断士の登録までにはもう少し時間がかかりますが,中小企業診断士に登録した際は,弁護士兼中小企業診断士として,法律問題のみならず,経営問題にもコミットできるよう,業務の幅を広げ,ご依頼者の方々のニーズにお応えしていきたいと考えています。