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2020年を振り返って
長谷山尚城コラム

2020.12.25
雑記

長谷山です。

本日が、当事務所の2020年仕事納めの日です。
皆さんこの1年間、大変お世話になりました。
来年もよろしくお願いします(来年の開始は1月6日からとなっております)。

さて、今年を振り返ると、やはりコロナの話を避けて通ることはできません。

4月に緊急事態宣言が出された後、裁判所の期日が開かれなくなりました。
既に裁判継続中の事件の進行も大きく遅れることとなりました。
また、新しく事件を受任しても、裁判期日が入らないため、
なかなか事件が進まない、ということもありました。
その意味で、裁判関係では、多くの依頼者の方にご迷惑をおかけしました。

また、事務所相談も、来所相談は一時期禁止して、
リモート相談(TEAMSでの相談)のみに切り替えるなどしました。
リモート相談だと、ネット環境などにより途切れ途切れ等になることなどもあり、
特に最初の方は、色々とご迷惑をおかけしたかと思います。

この場を借りて、改めて、お詫び申し上げます。

こうした状況でしたが、多くの依頼者・相談者の方が、
コロナ禍の状況をご理解して頂き,「みんな大変だから仕方ないよ」
と暖かく励ましてくれたことについては、感謝しかありません。

改めて、御礼申し上げます。

もっとも、禍転じて福となすではないですが、コロナのおかげで良くなった面もあります。

7月以降、裁判が再開されましたが、裁判所への出頭はできる限り避けるべきという要請から
裁判所もTEAMSでの期日や,電話会議を積極的に利用するようになりました。
(以前から民事裁判のIT化の必要性というのは言われておりましたが、コロナ禍を契機に一気に進んだ感じがしております)

当事務所は、武蔵小杉にあり、よく行く裁判所としては、東京地裁・横浜地裁・横浜地裁川崎支部があります。
どの裁判所も遠くはないのですが、それでも移動で片道40~50分くらいはかかります。

これまでは時間をかけて移動したあげく、
実際の裁判の期日が5分とか10分しかない、というのはざらでした。

しかし,TEAMSや電話での期日が多くなり、事務所での対応が可能となったことにより,
こうした移動時間がなくなり、時間の有効活用ができる用になりました。

また、事務所で受ける相談についても、TEAMS等での相談にもなれてきたので、
トラブルが起きることは少なくなり、
相談者の方に、わざわざ事務所に来て頂く必要もなくなったため、
相談者の方にもメリットがあるかと思っています。

このように悪い点のみならず、いい点もありました。

来年以降も、急速にコロナが収束するということは考えがたい状況です。
コロナで大変ということで凹んでばかりいても仕方ありません。
来年も悪い点ばかりではなく,よい点にも目を向けて、
皆さんのために、よりよい法律事務所を作っていきたい、と考えております。

改めて、来年もよろしくお願いします。