令和2年10月1日付けで,家事調停官に任官しました。
家事調停官とは,弁護士としての身分をもったまま,家事調停に関して,裁判官と同等の権限をもって調停手続を主宰する者のことをいい,非常勤裁判官とも呼ばれています。
私は,毎週1日,裁判所に登庁し,主に家事調停事件を担当しています。
これまでは,代理人の立場で調停手続に関わっていましたが,家事調停官は,手続の主宰者として,公平中立な立場から調停手続に関与することになります。代理人という立場とは異なる立場から調停手続に関与することになりますので,毎回新たな発見があるとともに,これまでの代理人としての活動を振り返る機会にもなっています。
立場の違いはありますが,調停成立に向けて事件に関与するという共通の目的があることは変わらないと考えています。調停手続をより一層充実,活性化するという非常勤裁判官制度が創設された目的を実現できるよう,任期を全うする所存です。
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