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寝台列車の話
浅井真央コラム

2022.08.25
雑記

こんにちは、浅井です。

 先日、ふと、寝台列車に乗りたいと思って、どこか近い日で予約が取れないか、そもそも寝台列車は、どこからどこを走っているものがあるのか調べました。現在、毎日運行している寝台列車はサンライズ出雲・瀬戸だけだそうです(東京・出雲、東京・高松)。他の寝台列車は、旅行会社を通したツアーになってしまうようでした。

 国内の寝台列車では、「北斗星」に乗ったことがあります(札幌から上野までを運行していた列車で、調べたところ、2015年8月で運行終了となったようです)。乗車したのは、かなり小さい時だったので、あまりはっきりとは覚えていないのですが、昔ながらの二段ベッドの席だったように思います。

海外でも、いくつか寝台列車に乗ったことがあります。列車よりも、バスの方が発展している国も多いので、経験はあまり多くないのですが、思い出せる範囲では、デリーからヴァナラシ(インド)、タシケントからブハラ(ウズベキスタン)、エレバンからトビリシ(アルメニアからジョージア)で寝台列車に乗りました。いずれも二段ベッドの席でした。

インドでは、車内で人生初の食あたりにあってしまい、乗車時間の大半、ひたすらトイレと席を往復していた記憶しか残っていません。食あたり前は、乗車した二段ベッドの席には日本人だけが集められていたため、下段の席の日本人と話をしたりしていました。ちなみに、食あたりの原因は車内販売されていたカレー弁当でした(あとで知人にその話をしたら、車内販売なんて絶対やめた方がいいって分かりきっているのに、と言われてしまいました)。

ウズベキスタンでは、二段ベッドの上段の席だったのですが、かなり高いのに、登るために足を掛ける部分等が見つからず、現地のおじさんに登るのを手伝ってもらった覚えがあります(日本人が小柄すぎるためなのか、または、私の運動神経が悪すぎただけで、普通の人は問題なく登れるのかもしれません)。

アルメニアからジョージアへの寝台列車では、途中で国境を越えるため、パスポートチェックがありました。その辺りでは、メジャーな外国語がロシア語ということもあり、万が一何か引っかかったら、説明できるかどうかも怪しく、真っ暗な中、降ろされてしまったらどうしようと緊張しました。

寝台列車は、寝ている間に目的地に到着するので、移動時間が節約できる、宿代が一泊分浮くというメリットはあるのですが、一方、夜間の移動となるため景色を楽しむことができないことや、ぐっすり眠れないので疲れが取れない、寝ている間の盗難の危険等々というデメリットもあり、なかなか、寝台列車を使った移動をするかどうか、悩ましいところです。

なお、結局、サンライズ出雲は、予約できる期間内のチケットは全て売り切れとなっていたので、乗車は叶いませんでした。近いうちに再チャレンジしてみようと思います。