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熊本県・人吉市の洪水被害について
長谷山尚城コラム

2020.08.24
雑記

令和2年7月4日、熊本県人吉市に大雨がふり、洪水の被害がありました。

以前からこのブログでも何回か伝えておりますが、
私は平成16年10月から平成20年2月まで3年5ヶ月の間、熊本県山鹿市というところで、
日弁連の援助を受けて、法律事務所(山鹿ひまわり基金法律事務所 ※)を開設していました。

※ ひまわり基金法律事務所とは、弁護士過疎解消のために、日弁連・弁護士会・弁護士会連合会の支援を受けて開設・運営される法律事務所です。
興味のある方は,下記、日弁連のウェブサイトをご覧下さい。
https://www.nichibenren.or.jp/activity/resolution/kaso_taisaku/himawari.html

熊本を離れた後も、熊本県内に作られたひまわり基金法律事務所の弁護士とは仲良くさせて頂いておりましたが、
今回の豪雨によって、人吉市に作られていた「くま川法律事務所」(旧・くま川ひまわり基金法律事務所)
も、電話・faxなどの通信が不通になるなど、大きな被害を受けたとのことです。
(所長の奥村先生は、私が山鹿を去った後に、人吉に事務所を作られた方ですが、
その開所式にもお邪魔するなどして、親しくさせて頂いておりました)

現在、人吉には法律事務所が3つしかなく、
奥村先生も、多くの依頼者を抱えているため、自らが洪水被害の被災者でありながら、
現在は、仮事務所へ移転し、そこで、弁護士業務を続けているということです。
http://kumagawa-himawari.jp/

司法過疎地の人権は、こういう奥村先生のような方が支えているんだ、と改めて思い至った次第です。

私も、先ほど述べたように、熊本のひまわり基金を卒業して10年以上経過しました。
幸いにして、地元、川崎市に開業してからは、多くのお客様に恵まれており、
今から、私自身が司法過疎地に行くというのは現実的ではありませんが、
そういう志をもった方の力になりたいと、改めて考えた次第です。

コロナの問題など暗いニュースも続きますが、
奥村先生に負けないよう、私も頑張っていこうと思います!!