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新型コロナウイルスと環境変化への対応
豊田秀一コラム

2020.05.21

5月20日現在,東京都,神奈川県,埼玉県,千葉県等の8都道府県では,新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が継続しています。4月7日に緊急事態宣言が発出された後,約1か月半が経過しており,この間,私たちの生活の様子は一変しました。

また,当事務所の業務体制についても,これまでのスタイルの変更に迫られ,テレワーク・時差通勤を導入するなどの各種取組を実施しています(なお,テレワーク・時差通勤等の詳細については,長谷山弁護士の5月7日付けコラムをご参照ください。)。

加えて,新型コロナウイルス感染拡大によって,様々な法的問題も生じており,多くのご相談をいただいています。日々刻々と状況が変化していますので,最新の情報をフォローを怠らないようにしています。

さて,最近,経営戦略論に興味を持ち,これに関連する書籍を読んでいます。書籍の中では,「環境変化」という表現が多く出てくるのですが,今回の新型コロナウイルス感染拡大という状況下において,環境変化に即応する必要性をまさに実感しています。

今回の環境変化は,日常生活だけではなく,弁護士業務においても多大な影響を与えています。環境変化によって,これまで当然と考えていた前提が,実は限られた環境の下でしか通用しないものであったことを痛感しています。また,環境変化に対する事後的な対応のみではなく,事前の対応(変化の先読み)が必要なのではないかとも感じています。

ただ,変化の先読みとはいっても,「言うは易く行うは難し」で,一朝一夕には実現できるものではありません。そのヒントを得るため,まずは,意識して,様々なものに挑戦して,情報を得ることから始めてみたいと思います。