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司法修習生の西内です
長谷山尚城コラム

2013.03.26

 はじめまして。司法修習生の西内と申します。

 

 私は、現在、武蔵小杉あおば法律事務所で司法修習をしているのですが、司法修習という言葉が耳慣れない方も多いと思いますので、今回はその説明をさせて頂きたいと思います。

 

 日本の制度というのは、司法試験に受かればすぐに弁護士や裁判官や検察官(これを法曹三者といいます)になれるというものではありません。

 司法試験合格後1年間、法曹三者それぞれの下で、司法修習という名の研修を経て、最後に試験(2回目の試験なので二回試験と呼び習わされています)を受けて、それに合格してやっと、弁護士などの資格を得ることができるのです。

 こういうシステムは日本独自だそうですが、個人的には、法曹三者それぞれの仕事を間近で知ることができるのですごく良いシステムだと思っております。

 

 司法修習は、全47都道府県で行われており、東京都には、東京と立川の2つ、北海道には札幌、釧路、函館、旭川の4つがあるので全部で50の修習地があります。

 その中のどこで修習をすることになるのかは、6カ所希望は出せるのですが、委員会が修習地を割り当てるというシステムです。

 私は第1希望で横浜を書き、結果めでたくそれが通ったのですが、中には、関東近辺で希望していたのに書いてもいない松山に決まったりする人もいるので、結果が出るまではみんな戦々恐々といった感じでした。

 

 横浜に配属された司法修習生は全部で90人ほどいて、4班に分かれて、刑事裁判、民事裁判、弁護、検察という4つのクールをこなしていくという形になっています。

 私は現在弁護のクールで、1つの弁護士事務所に1人ずつ修習生が配属されています。

 どこの弁護士事務所に配属されるかは、特に修習生が希望を出すのではなく住所等を勘案して弁護士会が決めます。

 ですので、武蔵小杉あおば法律事務所に決定したという通知がきたときも、何も知らない状態なので、とりあえずこのホームページの弁護士の写真を見たりして、どんな雰囲気の事務所なのか、どんな先生なのかと想像しておりました。

 そんなわけで、最初に訪問するときは少し緊張しましたが、先生方や事務員の皆さんが優しく出迎えてくださったので、すぐリラックスすることができました。

 事務所内の雰囲気も、フランクで話しやすい感じと真剣に仕事をしている緊張感がほどよく混ざり合っており、とても居心地のよい雰囲気です。

 

 そんな中で楽しくやっているうちに、あっという間に2ヶ月が経って弁護修習も終わりに近づいてきていますが、武蔵小杉あおば法律事務所の弁護士の先生方は、弁護士として必要な素質と能力を兼ね備えた素晴らしい方ばかりです。

 依頼者の方に対する対応をみても、ときに冗談を交えて場を和ませつつも、真剣に依頼者の方の話に耳を傾け、伝えるべきことを伝えるという、非常にバランスのとれたプロフェッショナルな対応です。

 

 そんな武蔵小杉あおば法律事務所で修習ができたことは、私にとって大きな財産です。

 それを糧に、私自身も、(まずは二回試験を突破して)立派な法曹になりたいと考えております。