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第69期司法修習生コラム
長谷山尚城コラム

2016.03.21
司法修習

はじめまして。

第69期司法修習生です。

 

司法修習生とは、医者でいえば研修医のような立場です。

司法試験に合格した者が、法曹三者(弁護士、裁判官、検察官)のいずれかになるために、見習いとして、前記三者の仕事を順番に全て実習します。

 

私の場合、実習の順番の一番最初が弁護修習であり、1月から2月まで、こちらの武蔵小杉あおば法律事務所でお世話になっておりました。

弁護修習では、一人の修習生に一人の指導担当弁護士が付くのですが、私の指導担当弁護士は長谷山尚城先生でした。

 

長谷山先生はとても面倒見の良い先生で、勉強になるよう、様々な事件に同席させてくださったり、書面の書き方を丁寧に指導してくださったり、修習外でも他事務所の先生方との交流に同伴させてくださったりと、大変良くしてくださいました。

また、いつもお忙しいにもかかわらず、とてもエネルギッシュな先生で、まさに野球を愛するスポーツマンというイメージに適う先生だと常々感じておりました。

川崎市に在所する武蔵小杉あおば法律事務所の先生方は、弁護士会の川崎支部に所属しているのですが、川崎支部の先生方は皆大変仲が良く、和気あいあいとしています。修習中には、川崎支部の会にも何度か参加させていただいたのですが、「長谷山先生の修習生」と言うとすぐに認識していただけて、とても嬉しく思うと共に、先生の人望の厚さを実感しました。

 

弁護修習では、様々な事件に同席させていただいた関係上、長谷山先生のみならず、熊谷先生、元嶋先生、水野先生、風間先生、さらには、事務所の事務員の方々全員に大変お世話になりました。

それぞれの先生方の事件対応を間近で拝見し、それぞれのスタイルを見て学ぶことができたのは、非常に有意義でした。

先生方は親身になって依頼者の方々のお話を伺いながら、依頼者の方のことを思っているからこそ時に厳しいことをおっしゃることもありました。これは、前提として信頼関係があるからこそできることであり、学ぶことが多かったです。

 

また、武蔵小杉あおば法律事務所は、地元密着型のいわゆる街弁(「街の弁護士」)であるということもあり、様々な方が依頼に来られ、どのような立場の方でも、いつ法的救済を必要とする事態に陥るかは分からないということを改めて実感いたしました。

武蔵小杉あおば法律事務所は、先生方も、事務所自体も明るく温かな雰囲気であることから、どのような方でも気軽に相談しやすいと思います。

困ったことがあるのだが、誰に相談していいか分からない、という方も、こちらの事務所にまず相談にいらしてみれば、何か道が開けるかもしれません。

 

私自身、アットホームな雰囲気で優秀な先生方に囲まれて伸び伸びと修習することができ、武蔵小杉あおば法律事務所をいつでも帰れる故郷のように感じています。

弁護士は何度も利用する性質の業種ではないかもしれませんが、私も、依頼者の方から心の故郷のように思っていただける弁護士を目指したいと思います。

 

さて、充実した弁護修習はあっという間に終わってしまい、非常に寂しい気持ちですが、私は現在、裁判所で修習に励んでいます。裁判所内部で修習できるのは貴重な機会ですので、裁判修習でも積極的にたくさんのことを吸収する所存です。

 

修習のスケジュールとして、また秋にこちらの事務所に戻ってくることとなっておりますし、これからも機会があれば、遊びに伺いたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。