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成年後見

よくあるご質問

最近、脳梗塞の手術をしたのですが、またいつ再発して一人で生活できなくなるのではないか不安です。万が一の場合に備え、意識のしっかりしているうちに対処する方法として、任意後見という制度があると聞いたことがあるのですが、どのような制度なのでしょうか。

弁護士からの回答

任意後見制度とは、意識のしっかりしている時に、判断能力が低下してきた場合に誰にどのような事務を任せるかを本人が決め、実際に判断能力が低下したら、あらかじめ決めておいた事務が開始されるものです。
 任意後見は、事務を任せる者との契約で行われるため、誰に何を任せるかは本人が決めることができます。一方、成年後見・保佐・補助では、任せたい者・任せる事務について希望を出すことはできますが、最終的には家庭裁判所が決めることとなります。
 任意後見において、任された事務を行う者は任意後見人と呼ばれます。基本的には、判断能力が低下しただけで任意後見が開始されることはなく、判断能力が低下した後、家庭裁判所が任意後見人を監督する任意後見監督人を選任した時から開始されます。

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