刑事事件
よくあるご質問
未成年の息子が事件を犯し,家庭裁判所に送致されることになりました。弁護士を依頼したほうがよいのでしょうか。
弁護士からの回答
家裁に送致された息子さんの事件(「少年事件」と言います)の場合,弁護士は付添人という役割に就きます(少年法10条1項)。
少年事件において付添人は,少年の味方として,少年が更生するのを助けるという役割を担っています。
具体的には,少年,家族,場合によっては学校や職場の人と話をして,事件の原因を探り更生のための環境調整をしたり,家庭裁判所の審判に立ち会って,少年の言い分や気持ちが裁判所に伝わるように質問をしたり,事件の被害者に会って,少年のお詫びの気持ちを伝えたり被害弁償の交渉をしたりします。
したがって,息子さんの権利を守るという観点からは,弁護士を依頼した方が良いと考えます。