当事務所の紹介(弁護士座談会)
0 はじめに
浅井:本日は、武蔵小杉あおば法律事務所への入所を検討されている弁護士・修習生の方に向けて、当事務所を知っていただくための座談会を企画しました。いくつかのテーマについて、当事務所に所属する弁護士に話を伺っていきたいと思います。現在、当事務所で修習をしている司法修習生に司会として参加していただき、修習生の目線から気になることなども質問していただきます。
座談会参加メンバーは次の通りです。入所年次は座談会時点です。
長谷山 尚城(55期)所長 ............. 写真中央
豊 田 秀一(64期)入所7年目 ....... 写真左から2番目
浅 井 真央(67期)入所5年目
藤 井 啓太(72期)入所1年目 ....... 写真右から2番目
押 尾 大史(75期)入所2年目 ....... 写真右
斎 藤 美幸(76期)入所1年目 ....... 写真左
司会:修習生(77期)
1 入所の決め手
修習生:最初に、自己紹介をして頂いた上で、入所の決め手を皆さんに伺いたいと思います。まずは斎藤先生からお願いします。
斎藤:76期の斎藤です。入所して半年の新人で事務所では一番の若手です。私の入所の決め手としては、業務内容と立地と長谷山先生の人柄の3点です。まず惹かれた業務内容としては、当事務所は、相続の事件を中心に一般民事・家事の様々な案件を扱っており、私が入所した際には、色々な案件を担当することができ、経験を積めると思ったからです。また、立地としては、武蔵小杉が、都心と比較してそこまで人がたくさんいるような立地ではないので、毎朝満員電車に乗って通勤することもないので、働きやすそうな立地だと思ったからです。最後に長谷山先生の人柄としては、面接の際、話していてすごく楽しそうな先生だと思い、このような人と一緒に働きたいと思いました。この3点が決め手です。
修習生:75期の押尾先生、いかがですか。
押尾:私も、斎藤先生と結構重複しますが、当事務所は、一般民事・家事から刑事事件まで幅広い分野を扱っている事務所ということを知り、若手のうちはあらゆる分野について経験を積んでおきたかったというのが一つあります。もう一つは、長谷山先生の人柄といいますか、実際面接して、面接後に食事とかも連れていってくださって、気さくな人柄というか、そういったところに触れたことです。それまでは、弁護士はお堅いというイメージが結構ありましたが、長谷山先生に実際に会ってみて、こんなユニークな弁護士いるんだと、正直、驚いたぐらいで、この方の下で働けば楽しく仕事ができるかと思ったのが理由です。
修習生:面接時の長谷山先生の人柄を挙げる方も結構多いという印象ですね。72期の藤井先生はどうですか。
藤井:72期の藤井です。私も他の事務所で4年ほど働いた後、当事務所に移籍しました。私の場合、もともと長谷山先生は弁護士会の野球部を通じて存じ上げていたのですが仕事の幅を広げようと思って転職を考えた時に、長谷山先生から人づてに声をかけていただいたことがきっかけです。長谷山先生の人柄ですけど、やっぱり親分気質で、よく下の面倒は見てくださるので、安心して仕事に取り組むことができるかと思って、この事務所に移籍してきました。
修習生:浅井先生はどうですか。
浅井:私は67期です。私も3年半ほど大阪の事務所で勤めた後、当事務所に来ました。気づいたら当事務所に来てからの方が長くなっていますね。
前の事務所が、企業法務メインで、一般的な町弁事務所と比べると、圧倒的に民事、家事、刑事の取扱いが少なかったので、しばらくは、1年目と同じぐらいの気持ちで、イソ弁として事務所事件を中心に、民事・家事・刑事の経験を積みたいという気持ちがありました。
いくつかの事務所を回った中で当事務所に決めた理由としては、事務所事件を中心に町弁として幅広い分野の経験を積みたいと考えていたところ、それに合致するのが当事務所だったという感じです。
修習生:最後に豊田先生は、いかがですか。
豊田:私は64期の弁護士ですが、当事務所に入所したのは弁護士6年目です。以前、法テラスのスタッフ弁護士や東京パブリック法律事務所で働いていたのですが、それまでに自分でやってきたことを更に深められる事務所で仕事をしたいと考えていました。また、川崎支部の規模感が以前在籍していた福岡県の小倉支部と似ていて、働きやすそうな場所だと考えたのも一つの要因です。長谷山先生とは、弁護士会の野球で知り合ったというつながりもあり、その縁もあって誘って頂いたことから、当事務所への入所を決めました。
2 入所する前の不安・入所した後のギャップ
修習生:次に、入所するに当たっての不安や、入所後のギャップについて聞いていこうかと思います。斎藤先生からお願いします。
斎藤:私は、入所後に周囲に相談しづらい人間関係だったらどうしようかな、という点を一番気にしていました。ですが、実際、当事務所に入所してみて、特に相談しづらいと思ったことはなくて、気軽に、ここどうするんだろうなと思った瞬間に、すぐ隣に座っている浅井先生に聞いたりとかしています。
修習生:入所してみて、何かギャップとかありましたか。
斎藤:ギャップは特になく、日々新しい発見をしながら弁護士として働けています。
修習生:押尾先生は、いかがですか。
押尾:私は、ボス弁をはじめ職場の方々とうまくやっていけるのかどうかが一番の不安でした。ただ、実際に入所してみると、入所してしばらくの間は長谷山先生が本当に手取り足取り面倒をみてくださりましたし、兄弁や周囲の事務員さんも何かと目をかけてくださったので、職場環境でストレスを感じることはなかったです。
修習生:入所してみて、実際、思っていた事務所と違うというような話は、結構、修習生的にはあるあるですが、そこのギャップが少ないっていうのは良いですね。藤井先生、どうですか。
藤井:入所するに当たっての不安でいうと、私は入所のタイミングで、ちょうど第一子が生まれたところでして、業務と家庭の事情と、どういうバランスで働けるのかという点がすごく不安でした。幸い、長谷山先生に非常にご理解いただいているところでして、特に支障なく何とか家庭と両立しながら仕事をやれていると思っています。
3 仕事の種類
修習生:次に、仕事の種類について聞いてみたいと思います。ここは長谷山先生から聞いてもいいですかね。
長谷山:取り扱う事件の種類は多いと思います。事務所としては、現在、相続事件に力を入れているところです。相続事件が事件の割合としては2~3割ですが、売上に占める割合はかなり大きいです。次に多いのが、離婚、一般民事になりますかね。それ以外には、顧問会社からの相談が多くなっています。最近は、労働事件が増えており、解雇事案や団体交渉の立会もやっています。その他、債権差押えなどの強制執行手続などもあったりするので、事件の種類に偏りはないと思っています。
それ以外に、当事務所の特徴として、生活保護者を支援する社会福祉法人の顧問もやっているので、社会的な弱者、困っている人からの相談というのも結構多いと思います。
修習生:扱っている分野が本当に幅広いなというのは、修習をしていても感じます。私のイメージですが、町弁と言うとみんな全部の分野をやっているのかなと思っていたら、同期と話してても、そんなことは全然ないんですよね。修習先でも、交通事故しかやってない事務所とか、破産事件がメインの事務所も多いです。豊田先生は、今扱っている事務所の事件はどういうものが多いとか、個人事件はどういうものが多いとか、伺ってもよろしいですかね。
豊田:どれが多いというわけではないですけど、さきほど長谷山先生の話の中にもあったとおり、色々なことができるというのが、この事務所の強みだと感じています。事務所事件は多種多様なものがありますし、個人事件だったら、一度知り合ったお客さんとの縁で多方面に繋がりができます。私自身は他の弁護士と比べると、マンション問題を比較的多く取り扱っているのかなと思います。
修習生:藤井先生はいかがですか。
藤井:現在、動いている事件数だと30件ぐらいです。うち10件前後が相続関係の事件です。相続事件は、遺産分割だけではなくて、遺留分侵害額請求の事件だったり、相続放棄の申述といったものもあります。
相続に次いで、離婚と債務整理が多いかなと思います。これらの事件類型で、手持ち事件の大体半分ぐらいです。あとは交通事故が2~3件あります。それ以外にも色々な事件があり、建築請負の報酬請求事件や、名誉毀損による慰謝料請求事件をやっていたりします。
刑事事件は事務所で常時何件も抱えていることはありません。ただ、当番弁護や国選弁護の事件は比較的回ってきます。常に1件ぐらい抱えるという感じだと思います。
修習生:押尾先生、お願いします。
押尾:私が扱っている事務所事件は30件弱ぐらいです。多いのは、離婚と相続で、あとは貸金返還請求事件、建物明渡請求事件、破産事件などです。労働事件では、使用者側ですけど、団交に立ち会っています。個人事件は民事刑事合計して8件ぐらいです。多いのは法テラス経由の案件で、個人破産が多くを占めます。
今後力を入れていきたいのが、入管の事件ですね。私は、前職で、入国管理局で働いていたこともあり、入管事件の分野を、自らの得意分野として今後伸ばしていきたいという話を以前長谷山先生に相談したところ、ぜひバックアップするよという心強いお言葉をいただきました。当事務所では、入管事件についてこれまで特に力を入れてこなかったと思いますが、自分の興味がある分野、今後注力していきたい分野について、積極的にバックアップしてくれるというのも、事務所のすごくいいところだと思っています。
修習生:斎藤先生お願いします。
斎藤:私はこの6月でちょうど入所して半年になるのですが、現在担当している事件は20件ほどあります。分野としては、やはり相続・離婚の案件が多く、その次に債務整理、強制執行もあります。相続に関しては、法律だけではなく、税金も関係しますので、やはり早めに関係する知識を頭に入れておきたいと考えています。個人事件は、1件、法テラスを経由した破産事件があります。
4 働き方、事務所内のイベント、事務所内での仕事の連携など
⑴ 働き方
修習生:次の議題・働き方とか事務所内のイベント、このあたりの話題に移っていきたいと思います。特に若い弁護士がどのような働き方するのかという点は気になる方も多いと思うので、斎藤先生、押尾先生に伺っていきたいと思います。斎藤先生、まず、入所してから今までの働き方はどのような感じでしょうか。
斎藤:まず1日の流れとしては、朝、事務所に来てメールを確認した上で、今日一日何をするのかという、ToDoリストを作成して、長谷山先生のチェックをもらいます。その際に疑問点などについて長谷山先生と協議します。それが終わってから、その日の業務が始まります。具体的には、書面作成や当日予定している相談の事前検討や、リサーチ業務などを行っています。私はまだ新人でそこまで担当事件が多くないので、時間があると思った際には日弁連のeラーニングの動画を見て、知識の補充などを行っています。
修習生:押尾先生も伺ってもいいですか。
押尾:私も1年目の途中で当事務所に入ったため、入所したての頃は斎藤先生と同じで、まず1日のToDoのメールを長谷山先生に送ることから始まって、手取り足取り面倒を見てもらっていたという状況でした。最近はある程度独り立ちをさせてもらい、ToDoのメールもようやく卒業し、ある程度自分の裁量の幅の中で仕事をさせてもらっています。相談の案件や起案で分からないことがある時は、その都度、長谷山先生に相談してやっています。
今は、基本的に自由が効く仕事であると感じています。社会人経験のある方、特に、サラリーマン経験のある方とかは分かると思いますが、会社にいると本当にいろいろなルールなり、しがらみなり、人間関係なりで思った仕事ができない場面などがあります。その点、自分のやりたいようにやりたい仕事をできるというのは、弁護士の仕事の魅力の一つだと思います。
修習生:押尾先生、今は1人で事件を担当することが多いかと思いますが、大体いつ頃から1人で事件を担当されるようになりましたか。
押尾:私は結構遅かったですね。今年の3月頃からなので、弁護士2年目になってからです。私の出来が悪かったのかもしれないです。
長谷山:出来が悪かったということはないですよ。相談に1人で入るのは遅かったかもしれないけど、今は、相談後の報告などを聞いていても、安心して押尾さんに任せられます。
修習生:働く時間についてはどうでしょうか。斎藤先生は何時ぐらいに来て、何時ぐらいに帰ることが多いですか。
斎藤:今は9時半ぐらいに来て、帰りは20時過ぎです。土日は全く事務所には来ず、プライベートを満喫しています。お昼は12時くらいから大体1時間ぐらいとって、お昼が終わって事務所に戻ってからは、事務所で仕事をする時間が多いです。
修習生:押尾先生はどうですか。
押尾:9時半前後に来て、帰りは結構波があるんですけど、大体19時とか20時ぐらいには帰っています。土日は、本当に忙しいと来るときもあります。
修習生:藤井先生は、どうですか。
藤井:朝は9時半くらいには事務所に入っていますね。帰りは遅くなった時は19時半、20時ぐらいまでの日がありますけど、子どもをお風呂に入るため、19時ぐらいに帰るようしています。
修習生:平均的にはみんな9時半ぐらいに来て、20時前後に帰るみたいな感じなんですかね。
浅井:結構、早く帰る時は皆さん早く帰っていますよね。私も、夕方に委員会に出て、そのまま直帰したりすることもあります。
⑵ 事務所内のイベント
修習生:事務所ではイベント関係も結構ありますが、どのような理由で、また、どのようなイベントを開催しているのか、長谷山先生に伺いたいと思います。
長谷山:せっかく何かの縁で同じ事務所にいるのだから、事務所メンバー全員で仲良くしたいと思っています。仕事はきちんとやるけれど、仕事以外のところでも皆が仲良い事務所にしたいと思って、色々とイベントを用意しています。以前は、事務所旅行とかもありましたが、最近は小さいお子さんのいる人が増えてきたので、日帰りのイベントを開催しています。去年は、ホテルのビュッフェに行って、その後、マジックバーに行ったこともありました。あと、GWに、八景島に行ってバーベキューやったときには、豊田さんの家族も来てくれ、非常に楽しかったですね。
修習生:そういったイベントは誰が企画するのですか?
長谷山:今年からは、事務所内に親睦委員会を立ち上げて、企画しています。親睦委員会のメンバーは、藤井さんと押尾さんに加え、事務2名にも参加してもらい、企画してもらっています。今年は、GWに屋形船に乗りました。また、秋頃には大相撲を見に行こうという話になっています。最後に、冬の忘年会が大きなイベントですね。それ以外にも、事務所会議の後はお昼をみんなで食べに行ったり、弁護士会議の後は、大体飲みに行くという感じですね。また、修習生が来たら歓迎会をしたりとか、色々なタイミングでイベントを設けています。
修習生:僕も実際、屋形船とかに参加させていただいたり、あと飲み会も定期的にあったりで楽しませてもらっています。事務局とのランチとかもありますし、本当に弁護士だけじゃなくて事務局も交えて色々なイベントを行われて、そこに家族も呼んだりして、そういうのは本当にいいなと思いました。誕生日ケーキとかもあって、僕もそれを頂けて、すごくうれしかったです。
長谷山:人数がこれ以上増えてくると、誕生日のケーキも難しいかもしれませんね。ちょうど弁護士と事務員あわせて今は12,3人くらいなので、1月に1回ぐらいでちょうどいいのですが、20人とかだと毎月2回とかなると、正直しんどいかもしれませんね。もう少し人が増えたら、誕生月会とかにしましょうかね(笑)
⑶ 事務所内での仕事の連携
修習生:事務所内の連携について、これは、長谷山先生から伺ってもいいですかね。所長とイソ弁でどのように事件を進めているのか、また、仕事をどのように割り振っているのかなどについてお聞かせ下さい。
長谷山:事務所事件の相談ですが、例えば、斎藤さんの場合には、まだ1年目なので、最初の相談は私と一緒に入ります。先ほど押尾さんも言ってましたけど、新人の間は途中まで私や先輩弁護士と一緒に入って、経験を積んだ後に1人で相談を担当することになります。1人で相談に入った場合、相談後や受任する段階で、事件の概要や方針を報告してもらい、情報共有を図れるようにしています。
事務所で事件を受けた後は、原則、私と2人体制で受任することになりますので、書面を出す時には、原則、書面を見せてもらい、それを私がチェックする形をとります。準備書面とか期日報告書とかを逐一確認することで、私自身も事件の進捗を把握しています。私自身は最近、単独でやる事件はあまり持たずに、他の弁護士のフォローを中心にしています。
藤井:それ以外にも、月に1回は、長谷山先生とマンツーマンで事件に関する打ち合わせの機会を必ず持っていますので、そのときに受任している全事件の進捗状況を報告します。それなりの時間を取って検討するので、担当している事件で壁に当たっていたりすれば、問題点を洗い出しとかを一緒にやってもらえます。そういう意味で安心して仕事が進められるのかなと思います。
浅井:それ以外にも、部屋が大部屋一つなので、どの先生が今忙しそうとか、電話してるとか、逆にいうと、今時間がありそうだというタイミングが分かります。そのタイミングで、藤井先生からお話があった月1回の打ち合わせ以外のタイミングでも、適宜質問や相談はできるところはいいところかなと思います。
あとは、お昼とかも一緒に弁護士同士で食べに行ったりとかするので、簡単な話だったら、ちょっと聞いたりもできますし、悩みがあったら相談したりも気軽にできていると思いますね。
修習生:確かに大部屋だから話しかけやすいっていうのは感じますね。弁護士全員個室になっている事務所とかも結構多い中、僕は、どちらかという、大部屋のほうが何かと話しかけやすいですし、いいのかなと思います。
藤井:それ以外では、全ての記録をデータ化して管理していますので、自分の担当事件で過去に似たような案件を担当していた際には即座にアクセスができるというのはいいですね。
長谷山:多分、何かあった時、すぐに周りに聞く人もいれば、なかなか聞くのが苦手な人もいると思うんですよね。そこで、仕組みとして、先ほどの月1回の長谷山とのマンツーマンでの事件打ち合わせ以外に、毎月第3金曜日に、事務所内で昼食をとりながら、各自が抱えている疑問や悩みを共有できる時間を設けています。私自身も、この場で質問して、他の弁護士の意見を求めたりすることもあります。また、時間があれば、模擬法律相談をしたりもしています。こうやって振り返ってみると、色々とやっていることがありますね。
修習生:本当に細かく連携していると思います。それ以外に、事務所内にも委員会があると思うのですけど、委員会について、どういうものか、説明していただいてもいいですか。
長谷山:今年から事務所内で、3つ委員会を作りました。1つは、さっき言った親睦委員会です。2つ目が事務所移転委員会です。事務所のメンバーが多くなって今の事務所が手狭になってきたので、移転先の調査とかをやってもらっています。3つ目は人材委員会で、採用関係の企画をやったりしています。最近は事務局の人材委員会がまず事務局の一次面接を担当するなど、所内での役割分担が進んだので、非常に助かっています。
5 事務所のいいところ
修習生:次は、事務所のいいところに移りたいと思います。斎藤先生から伺ってもいいですか。
(左から斎藤、豊田、長谷山、藤井、押尾)
斎藤:私が考えるいいところの一つは、武蔵小杉の立地ですね。武蔵小杉の駅には複数路線が乗り入れており、各地にアクセスしやすいというのが魅力的だと思っています
次に、ご飯屋さんがすごく多いので、お昼ご飯を食べに色々なお店に出かけられます。美味しいご飯を食べて、また午後からの仕事に備えるというのが、すごく気分転換になり、いいところです。
最後に、先ほども話が出ましたが、事務所の執務スペースが開放的なため、立ち上がって、今あの先生、ちょっと手空いてそうだなとか、相談できそうであることを確認して、すぐに相談できる点がすごくいいなと思っています。
修習生:押尾先生はどうですか。
押尾:事務所に入ってやっぱり思うのは、飲みに行く機会が多いっていうのがあります。自分自身、お酒が好きなので、飲酒好きな人にはお勧めできる事務所かなって思いました。先ほど弁護士会議の話がありましたけど、最低でも2か月に1回はボスのお金で飲みに行けるっていうのがいいところだと思います(笑)
修習生:藤井先生はどうですか?
藤井:武蔵小杉自体が発展している最中の町でもあって、新しい建物、ビルとかドンドン建っており活気があります。企業からも新しく顧問弁護士になって欲しいとか、事務所に求められるものもどんどん増えてきているのを感じていて、そういうところは、すごく将来性を感じられるなと思います。
事務所のいいところは、新しい人も入って、これからやっていこうという勢いを感じます。若手の意見もどんどん吸い上げて、事務所の方針に反映してくれるので、その面でもやる気を出してやっていけるのじゃないかと思います。
修習生:浅井先生は、いかがですか。
浅井:大体出尽くしたのかなと思いますが、規模が大き過ぎないというのは神奈川県弁護士会とか川崎支部のいいところかと思います。川崎支部も今250人くらいいるので、さすがに全員と知り合いというわけではないものの、ある程度川崎支部のイベントに顔を出せば、毎回、お会いする先生がいて、顔が分かったりします。また、委員会に出てれば本庁の先生とも知り合いになって、いろいろお話できるというところもあります。
あとは、うちの事務所のいいところですが、これまでの話にも何度か出てきてますけど、弁護士間の関係が良いところです。ちょっと分からないことがあったりしたら気軽に聞けるというのは、本当にいいところですね。また、特に弁護士1年目なんかだと事務手続関係は分からないことも多くて、事務員さんに確認したり、教えてもらったりというところもあるんですけど、所内のイベントが結構あって、事務員さんとも親しくなれるので、事務員さんにも聞きやすいいうのがいいところだと思ってます。
修習生:僕も修習2カ月弱ぐらい来て思うことですが皆さん優しいです。皆さんの相談に入らせてもらっても、終わった後、意見を聞いてくれたりとか、その際に考えたことなどを話してくれて本当にみんな優しいです。豊田先生は、結構事務所のいいところで何か他にありますか。
豊田:出てきてないところでいえば、程よい弁護士の規模感で、たくさんの経験ができるというのは、川崎とか武蔵小杉のメリットかなと感じます。あと、この事務所の良いところということになると、自分が考えたことをきちんとした根拠をもって伝えれば聞いてくれる弁護士が揃っていることですね。そういう意味で、仕事はやりやすいと感じています。
修習生:長谷山先生は、事務所の魅力とかは、どんなふうに感じますかね。
長谷山:Googleカレンダーで全員の予定を共有したり、相手書面もPDF化してどこからでもアクセスできるようにするなどIT化を進めて、在宅勤務もできるような体制を整えています。それ以外にも、TODOや活動の記録などを一元化するLEALAというシステムを入れて事件の進捗が分かるようにするなど、いわゆる働きやすい環境の整備に力を入れています。
それ以外の事務所のいいところとしては、弁護士に、あまり偉そうにする人がいないところだと思います。弁護士って、若いうちから「先生」と呼ばれる機会が多いので、ちょっと勘違いしちゃう人もいるんですけど、自分で言うのも何ですが、うちの事務所は割と苦労人で人間ができている人が多いという気がしています。事務員さんにも偉そうな口を聞いたりする人がいないのが事務所の良いところだと思っています。
6 最後に
修習生:就職活動している修習生とかは、ホームページとかをしっかり見て、応募を考えてるという人が多いと思うんですけど、そういう人たちに向けて、一緒に働きたい人物像を教えてください。長谷山先生、お願いします。
長谷山:弁護士1年目といえども、やっぱり弁護士としての、プロとしての自覚を持てる方がいいですね。お客さんは1年目だからという言い訳は聞いてくれません。経験が足りない部分はその分、しっかり勉強しようとか、そういう姿勢が大事ですね。よく学び、よく遊べと言いますが、イベントとかはもちろん大事だと思うんですけど、弁護士は、プロフェッショナルとして仕事をして報酬を頂く仕事ですから、まずは、そうした自覚をもって頑張れる方がいいですね。
それ以外に、事務所の今後という意味でいうと、今、事務所を大きくしていこうと考えて、少しずつ人数を増やしているところです。もちろん、最初は、事務所に育ててもらうという意識が強いのは当然ですが、それだけではなく、私達と一緒に事務所を大きくしていこうという気持ちを持った人に入ってほしいと思います。