引き続き趣味の話(旅行と読書)

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浅井真央コラム

引き続き趣味の話(旅行と読書)

浅井真央
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こんにちは、浅井です。

先日、こちらのコラムを読んだ友人から「本の話しかしていない」と言われてしまいました。

そこで今回は、もう一つの趣味である旅行の話でもしようかと思います。

旅行といえば「移動」は避けて通れません。特に海外旅行中は、日本国内の旅行では考えられないような長時間移動(例えば三十時間を超えるバス移動)が発生することもあります。私は幸い三半規管が強いためか、乗り物酔いはほとんどなく、移動それ自体が楽しいため、長時間移動はそれほど苦になりません。ただ、乗り物に乗っているとしっかりと眠れないので、日中の移動よりも、夜行バスや夜行列車での移動の方が辛かった覚えがあります。

そのような長時間移動を伴う旅行スタイルも、長期休みのある大学生や、仕事を辞めて(または引退して)旅行をしている人だからできるものであって、休みが短い日本人にとってはなかなか縁遠く、「移動」は旅行先に行くための手段にすぎないという方が大半かもしれません。

ところが、まさに「移動」そのものが目的となる旅もあります。

そんな旅について書かれた本が、大村敦著『シルクロード路上の900日』です。

タイトルそのまま、中国・西安からイタリア・ローマまで徒歩で旅をしたという方の紀行文です。日記スタイルで書かれており、その日にあったこと、出会った人、見たこと、体験したこと、感じたこと、が淡々と描写されています。

そもそも、シルクロードを徒歩で、という発想自体、普通とは異なっていますが、やっぱり著者が普通と違うなと思ったのは、次のエピソードです。

著者は、旅の途中で病気になってしまい、徒歩の旅を続けるのは難しいと判断します。当然、療養のため日本に帰る......と思いきや、なぜか療養先に選ばれたのはインド。私自身インドでは食あたりに遭い入院しましたし、知人のインド旅行者に聞くと九割以上が滞在中に体調不良に見舞われていますので、療養先にインドを選ぶという、明らかに常人ではない発想に驚きました(ただ、これを読んだあと、自転車でユーラシア大陸横断中という方と話していたら「これから冬になって雪で進めなくなるので、自転車をどこかに預けて、インドを旅行してきます。暖かくなったら戻ってきて、自転車旅を再開する予定です」と言っていたので、もしかすると中央アジアを旅する人にとって「インドで小休止」というのは、案外、普通のことなのかもしれません)。

私自身は「旅行」が好きなのですが、なかなか、このような「移動」を目的とした「旅」を実践するのは難しいので、安心安全な自宅でコーヒーを飲みながら本を読んで、追体験をするにとどめます。

旅行の話をするといいながら、やっぱり本の話になってしまいました。