ある金曜日の出来事

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元嶋亮コラム

ある金曜日の出来事

元嶋亮
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弁護士の元嶋です。
弁護士登録4年目となりました。まだまだ至らない点もあるとは思いますが、今後ともよろしくお願いします。約8ヶ月ぶりの弁護士コラム更新にもかかわらず、4年目の挨拶だけで終わるのも少し寂しいので、最近あった話を少し。

友人と飲んだ後の帰宅途中。その日は、金曜日の夜。電車のホームは、電車を待つ人、目的地(乗り換え先)目指して、帰宅を急ぐ人でごった返していました。
そんな中、ホーム上を移動中で酩酊状態だった女性(「Aさん」とします。)が、電車を待っていた女性(「Bさん」とします。)によろけるようにぶつかるという事態が発生しました。Bさんは、本を読みながらホーム所定の位置で電車を待っていただけ。Bさんに落ち度はありません。
ところが、Aさんが「いた~い」と言ったことから事態が急変。Aさんの連れの男性(「Cさん」とします。)が、Bさんの目の前に立った上で、「お前、ふざけるなよ!」と大声ですごむという一触即発の事態に。あまりに突然の出来事にBさんだけでなく周囲も唖然。その直後、Aさんが「大丈夫。私が悪いから・・・」と言い、Cさんを連れてその場から立ち去ったため、大事にはなりませんでしたが・・・。


おそらくCさんからすれば、「自分の連れの女性が怪我をさせられた(?)」のであり、Bさんに対して怒るのも理解出来なくはありません。ただ、物事の一部始終を見ていて、状況を理解・把握していた立場からすれば、今回の件について、Bさんに非がないことは明らかでした。また、ほんの少し冷静になって状況を見渡してみれば、Cさんも、Bさんに非がないことは分かったように思います。
今回の件もそうですが、日常の事柄について、全ての状況を理解・把握した上で判断を下せる場面は、実は少ないのではないでしょうか。そして、感情的になる時、人は視野が狭くなり、その時々の状況をより不完全な形でしか理解・把握出来なくなるように思いますし、そのような状況下での判断に基づく行動は、往々にして相手だけでなく、『状況を理解している』周囲の人間を不快にさせることが多いように思います。


元来、短気な私。仕事又はプライベートにおいて、イライラしてしまうこともありますが、今回の件を他山の石として、なるべく冷静に状況を理解・把握出来るよう、日々の生活を過ごしていきたいなと思った次第です。